【おすすめ】漫画「虐殺器官」想像以上に良かったですよ。気になってた方へ レビュー・感想
どーもこんにちは!タムティムです。
漫画「虐殺器官」凄く良かったですよ。
伊藤計劃そして「虐殺器官」が好きな僕としては映画だけでなく、漫画も欲しいと思っていました。
しかし、三巻完結のため、全冊買うと約2000円くらい掛かるから買おうか迷っていました。
それに、漫画喫茶にもあんまりないしね。だけど今回、思い切って全冊買ってみたんですが、絵もストーリーの切り抜き方も良く、いいとこづくめでした。
そこで漫画「虐殺器官」を紹介し、そしてよかった点を発表しようと思います。
伊藤計劃そして「虐殺器官」についておさらい
夭折の作家伊藤計劃
虐殺器官の原作者伊藤計劃さんは、2007年に作家デビューしてから2年で早逝した夭折の作家さんです。
しかし、作家としての2年余りで「虐殺器官」「ハーモニー」と2冊の長編SF小説を執筆しました。
そして「虐殺器官」はゼロ年代SFベスト一位、そして「ハーモニー」は日本SF大賞を受賞するなどすさまじい功績を残しました。
亡くなって9年経った今でもSF小説界にその名を轟かせています。作品の特長は、世界的に人気を誇るかくれんぼゲーム「メタルギアソリッド」の設定や雰囲気にかなり影響を受けていることです。
伊藤計劃さんは「メタルギアソリッド」ファンの間でも有名なほど、熱狂的なファンでした。
そして「メタルギアソリッド」の監督である、小島秀夫さんとも交友がありました。
伊藤計劃さんのデビュー作
「虐殺器官」はそんな伊藤計劃さんのデビュー作で、多くの作家やクリエイターに影響を与えました。
アメリカの暗殺部隊にいたクラヴィス・シェパードが各地で虐殺が発生する場所にいる謎の男ジョン・ポールを追い、虐殺発生の謎を追うストーリーです。
2017年にはアニメ映画化されました。
漫画「虐殺器官」の紹介とオススメポイント
映画ではなく原作寄りの漫画「虐殺器官」
僕は当初漫画は、公開されたアニメ映画をそのまま漫画化したものだと思っていました。しかし、漫画は完全に映画寄りということではなくむしろ原作小説寄りでした。
だから映画を見た人にもオススメできます。ストーリーも原作をうまくまとめられていて、原作を読んだ僕にも参考になりました。なので、原作を読んだという人にもオススメです。
漫画を描いたのは麻生我等さん
漫画「虐殺器官」の絵を担当したのは麻生我等さんです。すごくリアリティな絵というわけでなく、かといってゆるい感じの絵でもなく、少しリアリティ寄りの絵が作品にすごく合っています。
特に1巻の冒頭のシーンは圧巻でセリフが全然なく絵で語ります。僕も冒頭のシーンがすごく好きです。
ハーモニーも漫画化されています
伊藤計劃さんのもう一つの長編作品「ハーモニー」も漫画化されており、現在2巻まで発売されています。
こちらも絵がすごく良くて、キャラクターを上手くかわいく描けています。こちらも3巻完結らしいですが2巻が発売されてからもう1年以上経っています。
まあ、首を長くして待ちましょう。
漫画「虐殺器官」は原作を読んだ人に特にオススメです
漫画「虐殺器官」は原作を読んだ人、さらに読んでない人にもオススメです。ストーリーがうまくまとめられており、分かりやすいからです。
さらに、絵も作品に合っていて素晴らしいです。伊藤計劃や「虐殺器官」が好きという人には、みんなに読んでほしい作品です。
漫画「虐殺器官」